明けましておめでとうございます。
霧ぱぱです★
昨年は霧に翻弄された1年でしたが、無事に令和5年を迎え、また新しい1年がはじまりました。
令和4年が良かった人も悪かった人も本年が実りある1年となりますよう皆様のご多幸とご健康を祈年しております。
私は、今年こそ雲海を拝めるよう切に願っています。
切に・・・
さて、突然ですが日本初の恐竜の足跡化石が発掘された都道府県をご存じですか?
県立恐竜博物館を有する福井県?
それとも、広大な土地を有し、カムイサウルスを発掘した北海道?
いやいや、化石の島とも呼ばれ、アンモナイト化石の産地として知られる獅子島有する鹿児島県か?
答えは群馬県です。
今から約70年前の1953年に行われた埼玉県秩父地方と群馬県神流町を結ぶ国道299号線の拡張工事
その際に群馬県側の国道沿いで奇妙な穴が無数に空いた大岩が発見されたのです。
群馬県天然記念物の
「瀬林の漣痕(せりんのれんこん)」と命名され、当初は無数の謎の穴が空く漣岩(さざなみいわ)として学会で発表されたのですが、後の研究で1985年に恐竜の足跡の化石であることが判明しました。
これが日本で初めての恐竜の足跡化石です。
当時はかなり話題となったみたいで、その年のゴールデンウィークには3万人もの見物客が押し寄せる人気スポットとなりました。
町はこれを町興しのチャンスと見て、恐竜関連施設を建設し、恐竜王国として売り出したのですが、今では知る人ぞ知る穴場スポットとなっています。
そんな神流町に今年オープンした新たなキャンプ場
みかぼ高原オートキャンプ場
昨今、キャンプブームの影響で全国でキャンプ場が続々とオープンしていますが、こちらは2022年8月にオープンしたばかりの出来立てホヤホヤ
標高940mの高台に位置し、キャンプ場からは奥秩父連峰を一望することができます。
周囲には遮蔽物はなく、空を遮るものもなし
まさに星撮りをするためと言ってもいいくらいの好立地のキャンプ場です。
そんなキャンプ場で、霧ぼっちぱぱに名前を変えた一発目の、そして2022年を締めくくる最後のキャンプを決行してきました。
関東屈指の恐竜王国
冒頭に説明した通り、神流町は日本初の足跡化石が発掘され、恐竜王国として観光に力をいれています。
その代表的施設ともいえる神流町恐竜センター
ここに訪れるのは今回で2回目
1度目は2019年9月に長男との父子キャンプでお邪魔しました。
2019/09/11
どぅ~も、miniパパです☆台風15号が関東を直撃するかもしれなかった9月7日と8日に、長男と二人で父子キャンプに出撃してきました場所は、群馬県多野郡神流町にある「はこだたみキャンプ場」あまりブログで検索しても情報の少ない、どちらかというとマイナーなキャンプ場です。ですが…
参考ですが、そのときに泊まった恐竜センターの隣に隣接された「はこだたみキャンプ場」は、当時は車が横付けできるオートキャンプ場でしたが、今は非オートのキャンプ場に変わってるみたいです。
恐竜センターまで自宅を出てから約3時間30分
青梅から飯能、飯能から秩父へと峠を越え、車に揺られ過ぎて疲労困憊の子供たちは、到着するなり車から飛び出すように恐竜センターへ駆け出しました。
この博物館は写真撮影も自由なので、長女はスマホでパシャパシャ撮りまくります。
恐竜に興味ないと思っていたので意外でした。
館内には大きなティラノサウルスのレプリカが鎮座
この上に乗って記念撮影もOK
奥にはレプリカの化石がたくさん展示され
砂漠で戦いながら化石になった珍しい化石もあります。
昔、長男と来たときは館内を1周するのに30分くらいでしたが、子供たちも成長してしっかりと見学するようになり、全部見終わるまで1時間ほどかかりました。
お腹も空いてきたので、館内のカフェでランチにします。
こういう博物館の中の食堂って味は普通、でも値段は高めなところが多いイメージですが、ここは地元で飲食関連事業を営む会社が運営し、無農薬で地場産の美味しい野菜やお肉を提供するオーガニック料理を売りにしています。
少しお値段は高めですが、野菜や肉、水にまでこだわっているみたいで、提供される食事はどれも美味しかったです。
ごはんも白米ではなく雑穀米で、食べるだけで健康になれそうな気がしました。
キャンプ場へのルート
神流町からキャンプ場へ至るルートは2つ
関東屈指の林道「御荷鉾スーパー林道」を通り、富岡方向から県道71号線に入るルートと神流町役場付近から県道71号線を上るルート
しかし、事前にキャンプ場からの連絡で御荷鉾スーパー林道は12/10から4/20までの間、通行止めとの情報を得ていました。
(通行は自己責任との一文があったので通れないわけではなさそうですが)
となると選択肢はひとつしかありません。
県道71号線を登って行くルート
このルートですが、あの過酷な道をナビすることで有名なGoogleナビでさえ、ルート検索しても出てこないほどのマイナーな道です。
何度設定を試みても、スーパー林道を通そうとしてきます。
仕方がないので、ルート設定を諦め、地図を見ながら向かうことにしました。
神流町のメイン道路から県道71号線へ入ると、すぐに急な上り坂があらわれます。
そこから山道嫌いな私には想像以上に過酷で急坂の狭道が5キロほど続きました。
(帰りに助手席から撮影)
キャンプ場のHPを確認すると、最近まで落石?土砂崩れ?で通行できなかったみたいで
(同上)
現在も進行形で復旧工事が行われています。
ギリギリ通れましたが、一度登ったら途中で買い出しとか温泉には行きたくなくなりました(笑)
キャンプ場は想像以上に高規格
急な山道を登ること約20分、後続車がいなかったので、できるだけゆっくり走りましたが、アップダウンに左右のクネクネが続き、後部座席に座る家族はみんな車酔いしました。(汗)
そんな状態で、なんとかキャンプ場に到着
管理棟も建てたばかりですごく綺麗
中には薪ストーブも設置されています。
管理人さんは夜にはいなくなりますが、管理棟はトイレもあるのでたぶん24時間空いてそう
なにかあれば管理棟に避難するということもできそうです。
管理棟周辺は、Wi-Fiも完備
なかなかの高規格キャンプ場です。
トイレは完全締め切り型の温水洗浄便座付き
もちろん蛇口からはお湯も出ます。
冬季にありがたいヒーターもついていて
いつ入ってもヌクヌク
真冬のトイレでよくある寒すぎ問題はまったくありません。
炊事場は壁なしの屋外タイプですが、こちらも給湯設備付きで温かいお湯がでます。
管理棟前にはゴミ置き場
ゴミはほとんど捨てれます。
久しぶりの冬幕設営
受付を済ませ、簡単に説明を受けた後、サイトへと向かいます。
今回は電源なしのAサイトを予約
予約のときに眺望のいいサイトをお願いしていたのですが
希望通りの最前列
満サイトじゃなかったのもありますが、意外と要望は聞いてもらえそうです。
サイトからの眺望は
東御荷鉾山方面を一望でき、空がひらけていて遠くまで見渡すことができました。
しかし、この日は低気圧が停滞している影響で風が強く、遮るものがなにもないサイトには西から強風が打ち付けます。
気を抜くとグランドシートや収納袋が飛ばされてしまいそうなくらい。
目の前は崖、一度飛ばされたら回収は不可能
風が強い日は注意が必要です。
道具や袋が飛ばされないように気を付けながら、ペグで固定し、テントを設営
約1年ぶりの冬幕の設営と薪ストーブを中心とした寝床の配置に四苦八苦し、一息つけるまで約2時間もかかってしまいました。
サイトを仕上げた頃には、すでに夕方
太陽は沈みかけています。
シャッターチャンスを逃さまいと急いで場内の夕日ポイントを探しに出ました。
Bサイトにある展望台から見た奥秩父連峰
管理棟前にある水遊び用の恐竜の足跡池に移動し、夕陽を狙います。
凍った池に反射する太陽が綺麗で良い感じでした。
シャッターチャンスを逃すと一瞬で変わっていく空模様
楽しいけど、忙しい(笑)
あっという間に陽が落ち、空はブルーへと変わっていきました。
キャンプ場に到着してからまだ3時間ちょっと
そのほとんどを設営に費やし、早くも晩御飯の時間がやってきます。
クリスマスディナー
12月24日、今宵は聖なる夜の前夜祭「クリスマスイブ」
なので、いつもよりも晩ごはんに力が入ります。
と言ってもキャンプ場で作ってる時間もないので買ってきたものをほぼ並べるだけですが(汗)
もし、ここがアメリカなら七面鳥の丸焼きなんかを用意するところですが(イメージ)、頑張って準備したのは唐揚げとポテト
あとチキチキボーンは温め程度に油で揚げて、サラダは水洗いしたベビーリーフを皿に盛っただけ
メインはみんな大好きなお寿司
予算だけはいつものキャンプの倍以上かけたので子供たちも大喜びで拍手喝采でした(笑)
そして、クリスマスといえばのケーキ
これがなければ我が家のクリスマスは終われません。
5人家族には、少し小さめの四号サイズでしたが、お腹いっぱいのディナーの後にはちょうどいい大きさでした。
三口ほどで終わりそうな大きさに切り分け、あっという間に完食
大満足の夕食の時間を過ごし、みんなでアマゾンプライムの呪術廻戦0を見たり、ゲームをしたり、楽しい時間はあっという間に過ぎていきます。
そして1日も終わりへと向かっていったのです。
1日の終わりは、苦行の始まり(笑)