霧ボッチの乱THEファイナル~高ボッチキャンプエリア~part2

miniぱぱ(復活)

2023年11月18日 07:00



どぅ~も、霧ボッチぱぱです★



前回の高ボッチ高原でのおっさん´Sキャンプは霧に包まれ、捨て台詞を吐いて帰宅するという最悪な結末でした。

思い返せば、2022年5月から始まった高ボッチ高原での霧との戦い

同じ年の11月におっさん´Sで行った高ボッチ高原も、初日の朝も撤収日の朝も霧

その後に1人で抜け駆けして行った日帰り雲海チャレンジでも霧

霧ボッチの呪いをかけられてから、私の人生には霧が付きまとうようになってしまいました。

2023年2月のおっさん´Sで行った五光牧場キャンプ場のときは、まさかのキャンプ場からの帰路に霧が湧き、仲間内からは「霧が出たら、近くに霧ボッチがいる。」とまで言われた始末

どこに行くのにも霧に怯える日々をすごしていましたが、そんな霧の呪いともお別れする時がやってきました。






行かないと決めて、後悔した日

10月の終わりに敢行した惨敗キャンプから数日後の10月31日

翌日が休みだった私は、単独で高ボッチ高原での雲海チャレンジを行くか迷っていました。

それを、おっさん´Sに打ち明けたところ、

「某天気予報アプリによると、明日は霧がでるよ。」

「出るよ、雲海」

飛び交うアドバイスと予測結果に混乱する頭

しかし、「霧」という私にとってのパワーワードにより、直前まで悩み、自ら「行かない」という選択をしました。




そして、朝・・・・・

高ボッチ高原に設置されたライブカメラで答え合わせ

その結果は




大・雲・海!


それを見た瞬間、私は膝から崩れ落ち、目からは涙が流れ、行かなかったことを後悔

ほんと、なんでやめたんだろう、行けばよかったです。





行くと決めて、後悔した単独雲海チャレンジ1回目

後悔した日から1週間が経った11月8日

翌日9日の天気予報は晴れ、風が少し強い予報ですが、運が良ければ雲海が出るかもしれない微妙な天気

11月1日は、微妙な天気で行かずに後悔しましたが、今回は誰にも相談せず、「何があっても行く」と固く心に決めています。

自宅から車を走らせ、午前0時に到着

仮眠をとって、午前4時から活動開始

星はまったく見えず、空気は少しモヤっとていましたが、なんとか夜景は見える。




ここからどうなるか、あと数時間、この状況ならあるかもしれません。

そして、結果は・・・・




霧!


これが霧ボッチと呼ばれた私の力です。

行かなければ雲海、行けば霧、ってなんだこれ(笑)







単独雲海チャレンジ2回目

11月1日に出た大雲海の日を境に、おっさん´Sで盛り上がる一つの議題

雲海の予測は出来るのか。

毎日、予測を立てては、ライブカメラで答え合わせをする毎日

その結果、おっさん´Sの中でも特段、理系に詳しいメンバーにより、天気図や天気予報、その他あらゆる過去の情報を解析して、雲海発生のメカニズムと独自の予測を立てることが出来るようになりました。

雲海予想byプジョーでキャンプ

まじ、凄いよ、理系メンバー。



そして、雲海が発生する可能性が高いと言われた11月15日と16日

たまたま仕事で休みを頂くことができ、その2日間を狙って、雲海チャレンジを決行

「これで雲海が出なかったら、もう高ボッチ高原には行かない」

背水之陣の覚悟で、霧ボッチ最後の戦いに挑みます。





到着

家族に「雲海が撮れなかったら、(2日間)下山しない」と別れを告げ、午後9時、家を出ます。

下道を走ること、約5時間

11月15日午前2時に高ボッチ高原「見晴らしの丘」に到着

高速代を節約するために下道で来ましたが、やっぱり遠かった。

車を停めて、見晴らしの丘の最前列右寄りに陣を取ります。



月のない夜、星と夜景の輝きが綺麗です。





しかし、星が輝いているからと言って、安心はできません。

この輝きが霧で見えなくなる経験も2回ほどあります。

なにが起きるのかがわからないのが高ボッチ、最後まで気を引き締めて参ります。


まだ雲海が出るまでは時間がありそうなので、三脚担いで場内を散歩

大好きなアンテナを撮影しに行こうと思いましたが、見晴らしの丘からの距離が遠くて断念

遠目から撮影するに留めました。





そう、今日のメインは雲海なのですから。


流れ星が写り込もうが





私は一喜一憂しません。

待っているのは、君なんだ、雲海よ。





雲海チャレンジ開始

午前4時01分

富士山方面に分厚そうな雲がありますが、肉眼で夜景の輝きが確認できます。





ISO感度400、F値6.3、シャッタースピード30秒

感覚で、設定したらEV値が中途半端なことになりました(笑)
(今回は、こんな感じでカメラ上級者からしたら気持ちの悪い数値が出てきますが、ご容赦ください)





午前4時29分

だんだんと諏訪湖上空に雲が湧いてきます。





ISO感度500、F値6.3、シャッタースピード30秒

もう雲海と呼んでもいいでしょう。

私にとって、人生最大の雲海です(笑)

これで霧が出ても悔いはない。




午前5時04分

雲の量は変わりませんが、隠れていた富士山が顔を覗かせます。





ISO感度250、F値5.6、シャッタースピード120秒

このあたりから雲海の撮り方を調べて、長時間露光というテクを知り、レリーズでバルブ撮影に切り替えます。





午前5時07分

ISO感度、F値、シャッタースピードをトライ&エラーでいじくり回します。

その結果・・





人生最高の1枚が撮れました。

ISO感度100、F値5.6、シャッタースピード240秒

「雲に色が移る雲海の写真」を目標に限られた時間の中で数回のチャレンジ

240秒もの長時間露光で、どんな写真になるか、ドキドキでしたが、これ以上ない写真になりました。

ここで終わらないのが雲海チャレンジ




午前5時29分

日の出まで約1時間

澄み渡る空はオレンジ色に染まっていき、放射冷却が強まって、この朝1番の冷え込み

雲も爆発的に増えていきます。





ISO感度100、F値5.6、シャッタースピード30秒

ここまで明るくなってくると、バルブでの長時間露光では白飛びするので、30秒に戻します。

これもすべて感覚での設定(汗)



午前5時48分

ここまで高揚感という気持ちだけで、寒さに耐えてきましたが、限界が近づきます。

太陽の日差しが恋しい(笑)





ISO感度400、F値13、シャッタースピード1秒

諏訪市の街を大雲海が飲み込んでいきました。

これが本物の雲海か、なんと壮大な光景でしょうか。


昨年より通い続けること6回、雲海撮影に挑戦した回数は8回

やっと、やっと念願だった雲海を撮影することが叶いました。

「ありがとう、高ボッチ、もう霧ボッチとは言わせない。」

楽しかった雲海チャレンジもこれで終わりを迎えます。





例年10月から11月中旬にかけて、雲海の発生が高いと言われている高ボッチ高原

2023年11月1日から毎日ライブカメラで雲海の発生状況をチェックしていましたが、この日までに現れた雲海11月1日の1回だけ

今年は、雲海の発生確率が多いと言われている11月でもたったの1回しか発生していないのです。

様々な気象条件が揃わないと現れない奇跡の自然現象、それが「雲海」

それは多くの人々に





忘れることのない思い出と感動を与えました。





松本の街を覆いつくす雲海

見晴らしの丘での雲海チャレンジを終え、テントエリア脇の駐車場に車を移動

そこから見える北アルプスは、日の出に照らし出され、赤く染まっています。





高ボッチ高原でみんなが撮りたい雲海は、諏訪湖と富士山のコラボレーションだと思いますが、松本方面の雲海も見ごたえがあって美しい。





霧が出なければ、こんな絶景が見れることを初めて知ることが出来ました。

今まで、霧のせいでどれだけの絶景を見逃していたか。

いろんな発見があった日帰り雲海チャレンジ、最高に楽しい1日でした。

ということで、無事、雲海も撮り終え、家族に「今日帰れます。」と連絡して、帰路についたのでした。




以上、1年6か月にも及ぶ、長く、辛い、霧ボッチの戦いは、やっと終焉を迎え、2023年11月をもって

霧ボッチぱぱ  →→→  miniぱぱ 

にハンドルネームを戻させていただくはこびとなりました。


おしまい





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