富士山頂に輝いたダイヤモンド〜ふもとっぱらキャンプ場

miniぱぱ(復活)

2022年03月18日 10:23



どぅ~も、miniぱぱです☆


2013年に世界文化遺産に登録され、日本の歴史上においても信仰・崇拝の対象として崇められてきた富士山
その日本の象徴とも呼べる山の山頂から太陽が昇り、頂に重なるとき、人はその光景をある宝石に例えてこう呼んだ。

「ダイヤモンド富士」と・・・




2022年3月6日の早朝、

キャンプの聖地として今や名を馳せた「ふもとっぱらキャンプ場」

そこで奇跡の光景が見られることを知ったナチュログ写真部

そして、誰かが言う「ダイヤモンド富士キャンプをやろう」と。
(誰が言ったんだっけかな)



最近は、予約しないと入れなくなったふもとっぱら

土日の予約合戦もかなりシビアと聞いていましたが、まさにそのとおり(汗)

予約開始日にはスマホやパソコンの画面に噛り付くことは当然のこと

それに加え、よくふもとっぱらに行っているイメージの東海キャンパーの方に予約奪取のための㊙手段をご教授いただき

3月5日土曜日の予約合戦に全身全霊で挑んだのでした。



サイトの総数を4分の1に分けて、全4回で繰り広げられる予約合戦

第1回目で勝利した部員もいれば、2回、3回と敗戦し、最後の4回目にかける部員も。

まぁ、私は、そもそも予約日をすっかり忘れてて、最後の4回目でギリギリの参戦でしたが(笑)


最後の予約合戦、時間とスマホの画面を注視しながら全集中

その結果、奇跡的に(予定の空いていた)部員全員が予約を勝ち取ることができ、多くの部員がダイヤモンド富士を求めて、ふもとっぱらに集結することになったのでした。



さらにダイヤモンド富士の前日の夜、つまり3月5日の夜は、月齢2日目の繊月(三日月にも満たない細い月)

午後8時20分頃には月が沈み、星撮りには好条件すぎる夜が訪れます。

星撮りにダイヤモンド富士、ナチュログ写真部としては願ってもない夜ではあるが、持つのか?中年の体力・・・・

しかし、深夜から朝方にかけての連続の天体ショー、これを撮らないのは部員失格の宣告を受けるかもしれない。

あぁ、眠れないキャンプ※1が、今、始まろうとしているのであった。

※1 眠らないと帰りの車で眠くなります。睡眠不足は事故の原因にもなりますので良い子は真似しないでください。





集結

ふもとっぱらの朝は異常に早い・・・

昔は朝5時から並んでいた時代もあったくらい、早朝に行かないとダメなイメージ

かくいう私も過去の記録を見ると2018年のGWには朝5時から並んでいました。

全面フリーのサイトでは、設営場所は早い者勝ち

いい場所を確保するためにはチェックイン前から並ばなければいけないのです。

それが、ふもとっぱらの常識(世間では非常識)



でしたが、昨今のキャンプブームで平日キャンパーも増え、早めに行っても良い場所を確保できるとは限らなくなりました。

場合によっては撤収間際の人と入れ違いのほうが良い場合も。

早く行く利点ってもうあまりないような気がします。

ということで、我が家はチェックイン時間の8時30分着を目指して6時に家を出発

色々と上で述べましたが、結果、いつも通りの早め(笑)



中央道を順調に抜け、大月JCTを河口湖方面へ

「この調子なら予定通りの時間に到着できそう、我ながら完璧な計画だね」

と自分の計画に自画自賛していたら、「フォレストモール※2到着」とコメントが無料連絡アプリに続々と

※2 フォレストモール・・・河口湖IC近くのショッピングモール、関東キャンパーに有名なSTANDARDpointが入っていたり、朝7時からオープンするマックスバリューがあり、河口湖や富士山付近でキャンプする人に重宝されている。



どうやら我が家(私)以上にダイヤモンド富士が楽しみすぎて仕方ない部員がいたみたいですね。

それも3組も(笑)



その部員たちとはちょうど入れ替わりでフォレストモールに到着



水たまりが凍るほどの気温ですが、日差しが暖かい

五光牧場キャンプ場での本物の極寒を経験すると、この日は初夏って呼んでもいいくらい・・・いや、言い過ぎか(笑)


五光牧場オートキャンプ場で極寒キャンプレポはこちら ↓

2022/02/25
どぅ〜も、miniぱぱです。みなさんはご存知でしょうか。ナチュログを通じて知り合ったナチュログ写真部その一部のメンバーがアウトローなキャンプをしていることを。いつもは誰が見ても快適なキャンプをしているメンバーですが、その中のおっさんと呼ばれる年齢層の男たちが年に1度だけ、普段の快適な…


朝ごはんを買い込み、ふもとっぱらに向けて出発し、予定通り8時30分にふもとっぱらに到着

すでにまぁまぁの受付渋滞



みんな早いね。





場内は、予想通りの混雑具合

受付が始まってまだ30分も経ってないことを考えると、前日からINしてる人たちが大半か。

ふもとっぱらの今の人気は今は当たり前のようになりましたが、以前では考えられなかった光景

繁忙期以外、予約なんて必要なかったですし


(下半分はモザイク処理してます。ピンボケじゃないよ)




車列は先の方まで続き、20分ほど並んだでしょうか。

途中のスタッフさんによる検温を無事にクリアして受付へ

高速道路の一般用ゲートに似た掘っ立て小屋が二つ、それが受付です。

スタッフさんの誘導に従い、2列に並んで受付したら、やっと場内へ



先に入場していた部員たちの元へ向かい、簡単に挨拶してから全力で設営開始

今回、選択した幕はローベンスカイオワ



真冬のふもとっぱらでもひときわ目立つフロア一体型のワンポール幕

何度かファミリーキャンプで使ってきましたが、冬はフロア一体型に限りますね。

隙間風がほぼ入ってこないのが最高



しかしながら、今まで、暖房器具として石油ストーブも持って行ってたのに、ママには「寒い、寒い」と言われ続けてきた我が家の冬キャンプ

今回、初めてカイオワに薪ストーブを入れてみましたが、

もっと早くいやっておけばよかったよ。

これで、もう二度と「寒い」とは言わせない(笑)





前回の五光牧場で学んだたった一つの格言
「寒さは人を無口にする」
という教訓を生かし、写真部幹部の方々が共同リビングスペースとして、カヤードを設営してくれました。

しかも、薪ストーブを入れ、本気のヌクヌク仕様で。


前回の極寒キャンプが相当堪(こた)えたようです。

しかし、それも致し方ないほどのサバイバルキャンプでしたね(汗)



さて、入部してから初体験のカヤード

かなり快適でヌクヌクだとお聞きしてますが、どれほど快適なのか。

その性能を試させてもらおうじゃないか。

しかしカヤード+Fbストーブの組み合わせが2幕も・・・

抑えきれないほどのブルジョアオーラが溢れだしてますね(笑)





隣の芝生は青く見える

ランチは、

冷凍パスタとレトルトソースを絡めた5分でできるカルボナーラ



これがなかなか美味い。冷凍とは思えないモチモチ食感。

アミカって業務的スーパーの冷凍パスタですが、これはマジおすすめです。

しかし、冷凍パスタとレトルトソースを絡めて温めるだけという簡単すぎるレシピに感動しているのは大人だけ

子供はというと・・・



隣でパチパチッと弾けるように揚がっている揚げ物に心を奪われ、





特にポテトは



「ポテト〜、ポテトが食べたいんじゃ」という食欲の鬼のような目線と直立不動の姿勢で出来上がりを真横で待つほど、子どもたちの心を引き付けていました。

唐揚げにポテトと、子供が好きなメニューランキング上位に入賞常連の強者たち・・・・パスタが勝てるわけないよ(笑)





20歳の体力はおっさんの2倍はある

揚げ物で腹を満たした子どもたちは、食後は思いっきり遊ぶ時間

女子や男子のグループに分かれ、バラバラに遊んでいた子どもたちでしたが、それらをまとめ、導く救世主があらわれます。

その御人は、まだ大人の階段を上ったばかりの好青年で、写真部幹部の息子さん

遊びに関しては尋常じゃない体力を誇る子供たちと全力で遊んでくれました。











これには大人の階段を上がりきり、若かりしときの体力の半分以下となってしまった大人たちから絶賛と称賛の声が上がります。

それもそのはず、やっているのは鬼ごっことかの激しすぎる遊び

あれを一緒にやれと言われたら怪我の1つや2つ、覚悟しなければならないところ、それを一心に引き受けてくれているのですから。

感謝、感激、雨、あられ(笑)





カイオワで初めての薪ストーブ

時は進み、気がつけば、太陽が西に沈み、富士山が夕日に照らされる時刻


赤富士が雲に隠れてしまっているのが残念

気温も下がり、肌寒くなってきたので、「寒い」と言われないために、早めに薪ストーブに火を入れます。

 

カイオワでは初の薪ストーブ

この冬にチャレンジしようと思って、必要な部品を買い集めていましたが、今シーズンにギリギリ間に合いました。

火をつけ、しばらくして煙突が真っ赤に光り輝くと、熱気がボワッとテント内に。

今まで2ルームテントでも何度か薪ストーブを使っていたんですが・・・・・

薪ストーブってこんなに暖かいの!?と驚愕するくらい暖かい

今まで何だったのか。

一人で興奮し、ママにも「暖かいね、暖かいね」と繰り返し確認してしまいました。

ママからの答えは、冷めた感じで「うん」の一言

テントの中は暖かいのに、なぜか心が冷たく感じた瞬間でした(笑)



テントの中に煙突が約2メートル、本数にして8本分もあるとここまで違うのか。

薪ストーブ恐るべし、カイオワとの相性もいいんでしょうね。

ものの数分で熱すぎて、ロンT1枚になりました。




そんなヌクヌクの幕の中で食べるディナーは

そばめし

 




カヤードでの宴会用に豚ロースの塩釜焼きも準備しましたが、

 




見た目美味しそうにできたのに、切ってみると水分が抜けて、ポークジャーキー状態

食べれないことはないけど、五光牧場で作ったコストコの塩釜キットには遠く及ばない味

久しぶりの失敗料理に肩を落とすしかありませんでした。

しかし、失敗した理由はわかっています。

1時間でいいところ、ご飯を食べてる時に置き場所がなくて、石油ストーブの上に放置したり、トータルで3時間くらい火にかけてしまったのが敗因

塩釜は中に水分を閉じ込めるからちょっとくらい長く火にかけても大丈夫っしょ!

と楽観的感覚でしたが、さすが3倍も火にかければ水分も飛ぶみたいです(笑)

せっかく美味しい塩釜焼きを食べてもらおうと思ったのに・・・

これはリベンジ確定だな。





眠れない夜の始まり

午後8時30分

月齢2日目の繊月が沈み、空は星々を映し出すスクリーンへ

少し雲はあるけど、星は輝いています。

さぁ、眠れない夜が今始まります(汗)




カヤードでノンアルコールスパーリングワインを飲みながら、話に花を咲かせ、時々、外に出ては星を撮る。

これが写真部の部活動

前回、ダメ出しを食らったピント合わせも、幹部にご指導いただき、今回はバッチリ(のはず)

 



 



まだ周りも明るい中でも、これほどの星が輝いています。

これは深夜の星が楽しみすぎる。

 




 




 




盛り上がったカヤードでの宴席でしたが、活動限界を迎えた私

まだ活動中(宴会中)の部員に、「深夜の天の川を撮るために午前2時30分、カヤード前に集合して点呼を行う」と言い残し、先にテントに戻ります。



寝る前に星を撮り

 



 

1時過ぎ、2:00から5分刻みで鳥のさえずり音のアラームを掛けて就寝



そして、集合時間の2時30分・・・・・

見事に寝坊(笑)

やっちまった。

「カヤード前に集合して点呼を行う」と言った張本人が寝坊とは・・・

慌てて準備して外に出ると、すでに星撮りが始まり、そして終わろうとしていました(笑)

気まずさを醸しつつ、最初っからいましたよ的な雰囲気でコソコソと星空を撮りましょう

 

いいね。写ってる、写ってる。

時刻は午前3時30分、今の季節、この時間くらいから富士山の上の方に天の川が上がってくるので、それを狙って撮影構図を考えます。

 

富士山の上に輝く天の川、自撮りもしたくなるほどの光景です。



ふもとっぱら名物の池にも遠征

 

風があって、逆さ富士とはいきませんが、こちらも絶景です。



帰り際にも自撮り

 

富士山という絶対的存在の被写体があるので、構図もどうしても富士山ありきになってしまいますが、それがふもとっぱらという場所

 

30分ほど撮影し、テントに戻って、少し休憩

しかし、ここで寝るのはもったいない。

夜はまだ始まったばかり、コーヒー飲んで、次の戦いに備えます。

そして30分後の午後4時30分

天の川はさらに高い位置へと移動

 

東京方向の光害の影響も受けず、肉眼ではっきりと見えました。

そして、今回3度目の自撮り

 

これを言葉で表すなら「最高」以外に思い浮かばない

昨年は7月に天の川撮影をして以来、ほぼ雨や曇天で星は壊滅的でしたが、まさか令和4年を迎えて早々、これほどまでの星空が撮影できるとは夢にも思いませんでした。



しかし、2時間ほど仮眠を取ったものの、やっぱり眠いね。

これじゃ朝のダイヤモンド富士に影響が出そうです。

また、テントに戻って休憩しましょう。

とりあえず、家族のことを思って、薪ストーブに火を入れて、テント内を温めます。

そして、コーヒーを3杯くらい飲んで、眠気を吹き飛ばします。

寝ませんよ(笑)

寝たら起きれない。



ふと、何気なく窓から外を見ると、漆黒だった空は青色へと変貌していました。

朝のブルーアワーです。

この時間の空も嫌いじゃない。

むしろ、好き(笑)

疲れた体に鞭を打ち、外へ出て撮影開始です。

 

富士山のシルエットがハッキリと写って綺麗だ


そしてこの時間になると行きたくなるのが池ですね。

 

風で波立って逆さ富士は拝めず

でも、幻想的で綺麗な富士山は撮れました。





待ちに待ったダイヤモンド富士

富士山には雲ひとつなく、気象条件はバッチリ





富士宮市の日の出は午前6時20分

太陽が富士山の山頂の高さまで上がってくるのは午前7時頃か

あと40分くらい、その瞬間を見逃さないように外で待機です

背面の毛無山が太陽に照らし出され、


今か、今かとその時を待ちます。





そしてついにその瞬間がやってきました。

頭頂部、もとい山頂部が神々しく照らし出され





ほぼ中心から太陽が顔を出し





なんちゃってじゃない、立派なダイヤモンド富士がドンッと!


家族一同、その絶景を目の当たりにし、感動

いつもは朝8時過ぎまで寝ているよママもこのときばかりは外に出てその光景を肉眼とスマホのカメラに焼き付けていました。




そして、そのまま太陽は昇り


お正月の年賀状写真に使えそうな富士山とまんまる太陽のおめでたい構図に

良いもの見せてもらいました。

ありがとう、ふもとっぱら





救世主は撤収中も大活躍

楽しかった時間もあっという間に過ぎ去り、撤収の時間

ここでも子どもたちを導く救世主が大活躍


撤収の間もガンガン遊んでくれました。

ありがたや〜ありがたや〜

そんかこんなで撤収もあっという間に完了

こんなに早く撤収できたことがあっただろうか。

しかも、薪ストーブまであったのに・・・

たぶんファミキャン史上で一番の早さ

これも全て救世主様のお力があったこそや〜

ありがたや〜ありがたや〜(笑)





思い出と共に

来年度から長男の習い事が週3回から週5回に増え、家族そろってキャンプに行けることも少なくなっていきます。

今までは、毎月、キャンプに行っていたこともあり、キャンプが生活の一部になっていましたが、

これから先、子どもたちの成長とともに、みんなで行くキャンプは減っていくんでしょうね。

子どもたちはいつか親の元を離れていく

それは当然のことですし、将来的にそうなってくれないと困りますが、その日が来るまでに、行けるときはたくさん家族でキャンプに行って、少しでも多くの思い出を作っていきたいと思います。

そしていつの日か、「あの時のキャンプは楽しかったね。」と思い出話を肴に一緒に酒が飲めるようになれば、これ以上の幸せはありません。













最後に家族写真を撮ってもらい

別れの挨拶をして、ふもとっぱらをあとににしたのでした。



ご一緒させていただいた皆さん、今回もありがとうございました。





キャンプにハマってるって方はポチっとお願いします。
人気ブログランキングに参加しました。


ファミリーキャンプ ブログランキングへ


人気ブログランキングへ


あなたにおススメの記事
関連記事